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志葉よりガザ取材お知らせとご支援お願い

2014年07月24日
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志葉は近日中にパレスチナ自治区ガザでの現地取材に行く予定です。

 戦場ジャーナリストの1人として、現地の惨状を見過ごすことはできません。イスラエルにF-35戦闘機の部品提供を認めることなど武器輸出三原則の破壊、集団的自衛権の行使容認を安倍政権が閣議決定するなど、急速に日本が他国の戦争に加担しうる状況となっている中で、戦争とは何か、現場で取材してくることは、日本の今後のためにも重要だと考えております。
また、日本の大手メディアの記者達は本人がガザ取材を行いたくても、会社からストップがかかる状況です。彼らの分も頑張りたいと思います。

 つきましては、皆さんにお願いがあります。志葉のガザ取材資金へのご支援いただけませんでしょうか。率直なところ、近年、フリーランスの戦場ジャーナリストは苦境に立たされ続けています。海外取材では最低でも数十万円単位でコストがかかります。特に戦時では移動費や現地コーディネーターの経費も跳ね上がります。その一方で、広告収入の減少により、大手メディアも、フリーランスの撮影素材や原稿に対し予算を使わなかったり、あるいは、仮に使ってくれたとしても、かつてに比べればその額は減少している、ということが実情なのです。しかし、何が起こるかわからない紛争地では、「地獄の沙汰も金次第」。充分な資金があるかないかは、安全管理に大きく影響します。

 もし、志葉の心意気や、これまでの仕事ぶり*をご評価いただけるのであれば、何卒ご支援いただけますよう、願っております。ご支援のお振込み先はこちら。

☆ゆうちょ銀行
【口座番号】14290 - 4108551
【口座名】ジャーナリスト志葉玲を支える会

☆他の金融機関からのお振込みは
【店名】四二八(読みヨンニハチ)
【店番】428
【預金種目】普通預金
【口座番号】0410855
【口座名】ジャーナリスト志葉玲を支える会(ジャーナリストシバレイヲササエルカイ)

☆帰国後の講演依頼も歓迎です。現地で撮影した写真や映像を使いながら、昨今の現地や日本の政治情勢も絡め、わかりやすくお話させていただきます。条件等詳細は reishiva●gmail.com まで(●は @ )。
 上記口座に5万円以上お振り込みの方には、講演料を無料(交通費は別途)のサービスをさせていただきます。

 もし、現地に入れましたら、Facebookや志葉の公式ウェブサイト( http://reishiva.jp/ )等で、ご報告したいと思います。安全確保には重々、配慮します。どうか、ご理解ご協力、よろしくお願い致します。

*志葉の主なガザ関連取材・報告実績
・BS11 ウィークリーニュース『ONZE』にてスタジオ出演、映像提供
https://www.youtube.com/watch?v=LmQEjRwIPFQ
注:録画動画のアップ主は志葉とは無関係です。

・Yahoo!ニュースでガザ関連の記事を執筆、配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20130723-00026687/
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20140401-00034122/
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20140513-00035268/

・『ガザ通信』(アブデルワーヘド・サイード著/青土社)写真
http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784791764754

・『FRIDAY』、『週刊金曜日等』、『いつでも元気』、『しんぶん赤旗』etc、雑誌、新聞等への寄稿多数

・東京、大阪、京都、名古屋、秋田、福岡etc全国での講演多数。

*現地の政治情勢等によっては、ガザ入りが果たせない場合もあるかとも思います。その場合でも周辺地域において、関連取材を行い、ガザからの負傷者や避難民の取材を行いたいと思います。
また、入金が上記口座の通帳で確認された方で、志葉がガザ入りできなかった場合に返金をご希望される方には、ご支援いただいたお金を返金するか(振込み手数料はご容赦下さい)、志葉が信頼するガザ支援NGOに募金として寄付したいと考えますので、ご一報ください。
reishiva●gmail.com まで(●は @ )

 いずれにせよ、ガザ入りできなかった場合にも、いただいたご支援について、志葉の公式ウェブサイトやFacebook上で、ご報告、ご相談させていただく予定です。

集団的自衛権の閣議決定とイラク戦争をめぐる政府の行為に関する声明

2014年07月06日
志葉が事務局長を務めているイラク戦争検証を求めるネットワークで以下、声明発表しました。

* * * * * * * * * * * * * * 

集団的自衛権の閣議決定とイラク戦争をめぐる政府の行為に関する声明

イラク戦争検証を求めるネットワーク

私達、イラク戦争の検証を求めるネットワークは、今月1日、政府が集団的自衛権行使の閣議決定を行ったことに対し、強く抗議し、直ちに閣議決定を撤回することを求める。この度の閣議決定は、政府の権力は憲法によって制限されるという、立憲主義に著しく反するものである。また、憲法は憲法の規定にもとづいてのみ変えられるのであり、国会での審議と国民投票も無しに憲法で禁止されている海外での武力行使を閣議決定で認めることは憲法の破壊行為以外のなにものでもない。

安倍首相は、1日、会見の中で「自衛隊がイラク戦争での戦闘に参加するようなことはこれからも決してない」と語ったが信頼に足る説明ではない。第一次安倍政権時、安倍首相は、航空自衛隊のイラクでの活動をめぐる国会質疑で「人道復興支援のため」と説明していた。しかしその後の情報開示で、輸送人員の6割以上が米軍を中心とする多国籍軍兵士であり、武器や弾薬も輸送していたことが明らかにされた。このことは2008年4月17日、名古屋高等裁判所の判決で事実認定されたように、米軍の活動と一体化した武力行使であった。

日本は、米国の情報を鵜呑みにしてどこの国より早くイラク戦争を支持し、自衛隊も派遣した。安倍首相は、このことについて今年5月28日、衆議院予算委員会での集団的自衛権をめぐる質疑において「大量破壊兵器が無いことを証明できるチャンスがあるにも関わらず、それを証明しなかったのはイラクであった」と答弁している。イラクの大量破壊兵器に関する情報については、当の米国ですら、上院の特別情報委員会で2004年と2006年に検証を行い、その間違いを認めている。なによりも、イラク戦争自体が国連での武力行使容認決議を得ない、違法な戦争であり、オランダやイギリスでのイラク戦争検証でも、そのような認識が確認されている。米国の言いなりとなり、国際法上、違法な軍事行動を支持・支援したことを認めず、その検証すら行わないのであれば、また同じ間違いを繰り返すだけである。

集団的自衛権の行使の必要性を説くのであれば、まず自身が国会答弁等で日本の市民を欺いたことを謝罪し、イラク自衛隊派遣で何が行われたかの情報開示、検証を行うべきである。

イラク戦争においては、少なくとも11万人以上の民間人が犠牲となり、現在もなお、大変な混乱の中で、人々は苦しみ続けている。とりわけ、昨年末から今年6月までの西部アンバル州での人道危機、そして現在、イラク北部・中部における戦闘は、この間のマリキ政権による宗派差別、不当拘束や拷問、暗殺などの人権侵害が大きな原因となっている。日本も、マリキ政権に対し670億円の円借款を行うなど、現在のイラク情勢の混乱と無縁ではない。日本政府がイラクでの宗派、民族の融和を働きかけず、「対テロ」の名の下の一般市民の殺害、病院などの公共施設の破壊を正当化するマリキ政権のみを支持・支援するのであれば、米軍のイラクでの数々の国際人道法違反を支持・支援してきた反省がまるでないとの誹りを受けてしかるべきであろう。

今、日本が行うべきは、暴力と破壊を肯定し、他国の武力行使と一体化することではなく、日本国憲法の理念に基づいた平和外交である。戦後、日本の平和主義は、国際社会での賞賛と尊敬を受けてきた。そのような背景の中で、日本のNGOやボランティア達は、自衛隊や政府の活動が困難な地域でも、現地の人々と力を合わせて活動を続けてきたのである。こうした平和外交による国際的な信頼こそ、真に日本の人々の安全に寄与するものであり、その財産を失ってはならない。

よって、私達、イラク戦争の検証を求めるネットワークは、政府に対し、以下を求める。

・集団的自衛権の行使容認を閣議決定を即刻に撤回すること。

・イラク戦争の支持・支援および、自衛隊イラク派遣について、検証を行うこと

・マリキ政権やイラクの諸勢力に対し、宗派や民族の融和、暴力の停止を訴えること。

・イラク戦争による戦災、現在も続く混乱の中で傷つき、その生活を破壊されたイラクの人々に対する、支援を行うこと。

以上。


2014年7月5日

イラク戦争の検証を求めるネットワーク

〒171-0033 
東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303
Website:http://iraqwar-inquiry.net/
【声明】集団的自衛権の閣議決定とイラク戦争をめぐる政府の行為に関する声明
http://iraqwar-inquiry.net/?p=678841329

脱映画「ママの約束」鑑賞会&トーク 5・24大阪

2014年05月19日
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 原発ゼロの世界を求めて、画家・増山麗奈が福島、ドイツ、インドetcを訪ねていくロードムービー『ママの約束』が完成。志葉もドイツやイラク、福島等での映像を提供し、編集協力もしました。今週末24日に大阪のLoft PLUS ONE WEST で上映イベントやります。志葉も出演しますので、是非、告知ご協力よろしくお願いします。

☆☆☆★☆☆☆★☆☆☆

映画「ママの約束」鑑賞会&トーク
~原発ゼロでみつけた本当の豊かさ~

【日時】5月24日(土)午後7:00~ open6:30
    ドキュメンタリー映画「ママの約束」上映後トーク ライブイベント
【場所】Loft PLUS ONE WEST
    大阪府大阪市中央区宗右衛門2-3 美松ビル3F
    06-6211-5592
    http://www.loft-prj.co.jp/west/

【トーク出演】増山麗奈(画家、ジャーナリスト)松本なみほ(環境コンサルタント 緑の党共同代表)
志葉玲(ジャーナリスト)
【入場料】1500円(ドリンク・フード代別)
【主催】古村剛 LOFT PLUS ONE(問いあわせ)info@renaart.com

フェイスブックページ
https://www.facebook.com/events/278578732311328/

「ママの約束~原発ゼロでみつけた本当の豊かさ」
撮影・監督・編集 増山麗奈
出演 山本太郎 三宅洋平 オリバー・ストーン 小出裕章 ジョン・デバラジ 
木田節子 セバスティアン・ププルークバイル(ドイツ放射線防護協会会長)松本なみほ 志葉玲 
311以降立ち上がった多くのお母さん、お父さん、これからの地球を生きる福島、インドのこどもたち

 画家でジャーナリスト、二児の母である増山麗奈が3.11以降ドイツ、福島、インドで撮影したドキュメンタリー映画「ママの約束」が完成しました。イラクでの劣化ウラン弾の被ばくを心配した出産、福島での棄民政策、ドイツの廃炉や核廃棄物、自然エネルギーの取り組み、稲作への挑戦など、放射能時代のサバイバル法を探す、地球サイズのロードムービー!後半、日本が原発輸出を予定するインドで、福島とインドの子ども達がアートを制作します。母と子が見つけた本当の豊かさとは・・

「ママの約束」上映会してみよう
info@renaart.com
上映会付きDVD3800円(今なら3000円)+入場者数×500円
増山麗奈トークとセットも応相談

予告編ムービー拡散お願いします!
https://www.youtube.com/watch?v=M09jmAYtJdo&sns=fb

ネタニヤフ首相来日を問う緊急集会―日本・イスラエル兵器共同開発に異議あり―

2014年05月05日
以下集会で志葉も発言します。シェアご協力お願いします。

☆ネタニヤフ首相来日を問う緊急集会
―日本・イスラエル兵器共同開発に異議あり―

日時: 5月11日(日)19時~(18時30分開場)
場所: 文京区民センター2A
※地下鉄都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分、
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分ほか
アクセス http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm
資料代 500円 ・ 予約不要(直接会場にお越し下さい)

発言
■「中東和平」のまやかし
…奈良本英佑(法政大学名誉教授/
「アル・ジスル−日本とパレスチナを結ぶ」代表)
■ガザの人々から見える日本
…志葉玲(フリーランス・ジャーナリスト)
■アパルトヘイト犯罪とイスラエル・ボイコット
…役重善洋(パレスチナの平和を考える会)
■武器輸出三原則撤廃と日本・イスラエル兵器共同開発
…杉原浩司(秘密保護法を考える市民の会)
■集団的自衛権行使にひた走る日本と中東
…栗田禎子(千葉大学教授)
※ほか、交渉中

☆ネタニヤフ・安倍首脳会談に抗議する 5・12 官邸前行動
日時: 5月12日(月)18時~19時 場所: 首相官邸前
※東京メトロ丸ノ内線「国会議事堂前駅」より約80メートル
※各自プラカード、鳴り物、ペンライトなどを持参ください。
主催:「ネタニヤフ首相来日を問う緊急集会」実行委員会
問い合わせ:kinkyu_shukai@yahoo.co.jp

5月11日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が来日します。
パレスチナ占領地に対する「治安対策」の名のもとの強硬な抑圧政策によって、イスラエル国民の支持を得てきた彼は、イスラエル兵器産業のトップセールスにも
積極的な人物です。
日本が武器輸出三原則を撤廃し、「他国との紛争状態にはない」との解釈でイスラエルにも武器輸出を可能とする一方で、両国の技術協力振興の動きは急速に進んできました。そんな中でのネタニヤフ首相の17年ぶりの来日に、私たちは強い危惧を覚えています。

現在の中東においてネタニヤフ政権がどのような意味をもち、それと協力関係を発展させようとすることが、日本とアジア、世界にどのような影響をもたらすのか。さまざまな視点から問いかけたいと思います。また、安倍首相との首脳会談と晩餐会が予定されている12日夕方には、抗議行動を行います。

イラク・ファルージャ虐殺10年企画

2014年04月18日
以下、転載・転送歓迎
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イラク戦争なんだったの!?-
イラク戦争の検証を求めるネットワーク
メールニュース 2014年4月18日号

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 全国の賛同者の皆さま、こんにちは。「イラク戦争なんだったの!?
―イラク戦争の検証を求めるネットワーク」事務局の志葉です。

 この4月で、イラク西部の都市ファルージャを米軍が包囲して
行った虐殺から10年になります。そのファルージャを含む、
イラク西部の状況が今、大変なことになっています。

関連情報↓
日本人人質事件から10年 
高遠菜穂子さんが語る再び地獄と化したイラク
ー報道されない対テロ戦争の実態
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20140417-00034571/

 そこで、イラク現地支援から戻ったばかりの高遠菜穂子さん
をメインゲストに、この週末の日曜、来週月曜にイベントと
政府交渉・院内集会を行うことにしました。是非、ご参加下さい。

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1.ファルージャ虐殺から10年、イベントと政府交渉、院内集会
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イラク・ファルージャ虐殺10年企画

ファルージャ10

― イラク戦争がもたらしたもの、日本のこれからー

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米軍によるイラク占領の中でも、 最悪の戦争犯罪と言えるイラク
西部 ファルージャでの無差別虐殺から10年。その最前線に立っ
たのは、 沖縄を拠点とする海兵隊だった。

「対テロ」の名の下の虐殺は、米軍 からイラク政府に引き継がれ、
反イラク政府派への猛攻撃が市民を 巻き込むかたちで繰り返さ
れている。たった今も進行中の人道危機に 目を向け、改めて
イラク戦争がもたらした災厄を検証すると同時に、 私達日本の
市民がすべきことを模索する。

また、安倍政権の元、急速 に進められる「戦争できる国」の危う
さを、ファルージャという具体的 視点から考えていく。

○イベント日時
2014年4月20日12時から19時半
12:00~15:50 映画「ファルージャ」ほか、関連映像の上映
16:00~16:30 高遠菜穂子ファルージャ支援報告
16:45~19:30 トークセッション「ファルージャと“戦争できる国”」
池田香代子さん(世界平和アピール七人委員会)
高遠菜穂子さん(イラク支援ボランティア)
布施裕仁さん(ジャーナリスト)
司会・進行 志葉玲(ジャーナリスト)

○会場
明治大学リバティータワー 1階1011号室

○資料代
500円(*カンパ大歓迎)

○主催団体
イラク戦争の検証を求めるネットワーク
社会思想史研究会

○お問い合わせ
Email:office@iraqwar-inquiry.net
電話:090-9328-9861

◯ファルージャ10ご支援のお願い

ファルージャ10年イベントでは、映画上映料や会場使用費、
ゲスト及びスタッフ交通費などの多くの費用がかかります。
こうした活動を継続していけますよう、是非、多くの方々
からのご助力いただけますよう、事務局一同願っております。

活動資金カンパ (1口1,000円以上) 振り込み先

郵便振替の場合
口座番号:00230-6-116390
口座名:イラク戦争の検証を求めるネットワーク

他金融機関からの振込みの場合
ゆうちょ銀行 当座預金
店番:029(ゼロニキュウ) 口座番号:0116390
口座名:イラク戦争の検証を求めるネットワーク

* * * * *
緊急政府交渉&院内集会
「イラク・アンバール人道危機への対応、日本の平和外交・国際協力」

 イラク戦争の検証を求めるネットワークは、イラク・ファルージャ攻撃から10年、
ならびにODA大綱の見直しという節目において、21日、緊急院内集会ならびに
政府交渉を行いたいと考えております。特に政府交渉においては後記2点に
つきまして、市民の意見を外務省側に伝えたいと思います。

会場:参議院議員会館 B106
日時:
開場14時00
政府交渉 14:30-15:30
院内集会 15:40-:16:30
報告と問題提起:
谷山博史(日本国際ボランティアセンター代表理事)、
高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)ほか

イラク戦争の検証を求めるネットワークとしての問題提起と要請:

1)イラク政府による西部アンバール州への攻撃についての憂慮と平和的解決
昨年末からのファルージャを中心としてイラク西部アンバール州へのイラク政府
の軍事掃討作戦に関して、日本政府は、今年1月9日付けで「イラク西部アン
バール県の治安情勢」との外務大臣談話を公表しています。また、今年2月12日
付けで、「イラク西部における武力衝突により発生した国内避難民に対する
緊急無償資金協力」としてUNHCRを通じ180万ドルの支援を行うことを決定
しています。イラク現地からの情報、また海外メディアなどの報道によれば、現
在もなお、イラク政府による攻撃は続いており、現地民間人も巻き込まれ死傷
しているとのことです。つきましては、以下の点につきましては、外務省側に
質問し、また市民側の意見として伝えたく思います。

・日本政府としてのアンバール情勢への認識は?独自の情報収集を行ったのか?
現地市民らの発信からは、「アルカイダがファルージャを占拠」というイラク政
府の発表を否定するものも寄せられている。むしろ、シリアのように、政府側と
地元反政府勢力との衝突に市民が巻き込まれているという方が実相に近いの
ではないか?
・日本政府として、イラク政府側に現地人権状況に対する憂慮を伝えたのか?
現在も現地被害状況が拡大し、事態が改善していかない中、日本政府として、
より積極的にイラク政府に対する働きかけを国連組織等の国際世論も巻き込
んで、一時停戦と、事態の平和的解決を主張すべきではないか?


2)ODA大綱の見直し、特に非軍事利用原則の堅持について
現在進められているODA大綱見直しに際し、現行大綱にある援助実施上の4原則
の中で、「軍事的用途及び国際紛争助長への使用の回避」「軍事支出や大量破壊
兵器・ミサイルの開発・製造の動向への注意」といった原則が見直される予定と
新聞等で報じられています。
しかし、ODAの軍事利用解禁は、日本のこれまでの平和外交を根底から覆すもの
であり、また、とりわけ独裁的な国家や国内に紛争を抱えている国々では、現地
市民に対する暴力的抑圧や人権侵害を助長する恐れがあります。つきましては、
以下の点について、外務省側に質問し、また市民側の意見として伝えたく思いま
す。

・ODA大綱の見直しにおいて、これまで日本政府及び日本の市民が積み上げて
きた国際的信頼、平和的理念の発信を重視するべきではないか?
ODAの非軍事利用原則は堅持されるべきである。
・これまでも「海賊・テロ対策」という名目の下、ODAによる「武器援助」(イ
ンドネシアへの巡視艇支援)などが行われてきた。対イラクODAにおいては、
スンニ派イスラム教徒や政府に批判的な市民を逮捕・拷問・殺害している、
イラク内務省への警察車両への支援、またサマワ警察に対するイギリスの
民間軍事企業を通じての戦闘訓練も行ったと聞いている。こうした支援の
実態とそれがもたらしたものについて、外務省は情報を開示し、またその
妥当性について検証すべきである。
・現在のアンバール危機に対し、米国は「対テロ支援」としてイラク政府にヘル
ファイアミサイル等を供与している。ODAの非軍事化原則見直しで、「対テロ支援」
としての兵器供与はありうるのか?
・ODAの理念に従えば、軍事的手段という対処療法的な取り組みをよりも、貧困
削減など紛争の構造的要因、根本的原因に対する対応が優先されるべきである。

 以上。

イラク戦争の検証を求めるネットワーク
事務局長 志葉 玲
http://iraqwar-inquiry.net/
〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24
第二大島ビル303
090-9328-9861

******************

 以上、ご参加・ご協力よろしくお願い致します。


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イラク戦争なんだったの!?―
イラク戦争の検証を求めるネットワーク

〒171-0033
東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303
Web:iraqwar-inquiry.net/
mail:office@iraqwar-inquiry.net

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