■『たたかう~』の書評/紹介記事 週刊朝日、
朝日新聞 石川版、
毎日新聞 キャンパる、
しんぶん赤旗、
北陸中日新聞 ■志葉よりご挨拶 この度、社会批評社より、私の単独での著作としては初めての本、『たたかう! ジャーナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争』 が出版されました。この間、イラク、アチェ、レバノンと紛争地で取材してまいりましたが、本書はこれまでの私の仕事の一つのまとめとして書き上げたものです。
取材を振りかえり、改めて思うのは、どんな「正義」を掲げるにせよ、戦争というものは残酷で野蛮なものだ、ということです。本来、その責任を最も問われるべき者達が責任を問われず、安全なところで争いを煽る一方、最も弱い立場にある者達が、真っ先に、そして不条理に命を奪われる。それが戦争なのです。
それでなくとも、地球環境の破壊や資源の枯渇によって、私達は深刻な危機に直面し始めています。もはや、愚かな争いをこれ以上続ける余裕はないでしょう。戦争なんぞにつぎ込むカネと労力があるならば、私達は自分達の未来のためにそれを使うべきかと思います。
ジャーナリズムもまた、自分達の都合で戦争を起こしたがる権力者達に迎合するものであってはならないでしょう。社会が寛容さを失い、攻撃的になっているとしても、ジャーナリズムには、「戦争とは何か」を伝え続ける使命があるのだと思います。
正直に言えば、私自身、「自分がしていることに何の意味があるのか」という感情にかられることも、無いわけではありません。しかし、今こそ決して屈することのない、「たたかうジャーナリズム」が必要とされているのだ、とも感じます。本書は、私が自らを奮い立たせるための、決意の宣言でもあります。
未熟者の書いた本ゆえ、いささか見苦しいところもあるかと思いますが、是非、手にとっていただけましたら幸いです。 ■内容 キミはホンモノの戦争を見たか? 若手ジャーナリストが初めて体験した恐るべき戦場の現実!
イラク米軍に「捕虜」として拘束されたジャーナリスト・シバレイが、イラク―レバノン戦争などの実態を追う! 日本で報道されない戦争が今明らかにされる。 『たたかう!ジャーナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争』
(志葉玲 著/社会批評社)ご注文はお近くの書店か、
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社会批評社まで。
目次
プロローグ 9
初めての戦争 9
開戦直前のイラク 11
戦場ジャーナリストの誕生 16
第1章 米軍拘束事件 19
戦争捕虜 20
頭に袋を被せられて 24
お前はアメリカを憎んでいるのか? 26
戦時敵性捕虜 28
スパイ容疑 30
捕虜への拷問 32
戦場の米兵 36
やっと解放 39
第2章 サマワ自衛隊 43
取材拒否 44
サマワの空爆被害者 46
被曝した砲台 50
サマワ再訪 51
「水が来ない!」給水活動に非難轟々 52
丸投げ&手抜き工事! 56
「ノー ジャパン!」の罵声 60
サマワの「過激派」との対話 63
ジャパンマネーで虐殺支援 67
自衛隊派遣の必要性はあったのか? 70
本当に「1人の犠牲もなかった」のか? 74
第3章 ファルージャの虐殺 79
イラクで最も危険な都市 80
包囲攻撃の爪痕 82
目の前で起きた拉致 87
相次ぐ空爆とザルカウィの幻 89
「ファルージャ武装勢力のボス」との会見 91
本当の悲劇の始まり―ファルージャ総攻撃 96
ファルージャ総攻撃報告書 100
ファルージャと日本 103
第4章 地獄と化したイラク 105
イラク内戦 106
スンニ派の孤立 108
ドリル、熱湯、酸―イラク治安機関による拷問 110
宗派間対立を煽ったものは誰か? 113
イラク内戦を利用? 米国とイラン 118
日本外務省の呆れた感覚 122
「作られた内戦って何?」と大手新聞幹部 125
ジャーナリスト・日本人として向き合う 127
第5章 米軍の虐待と拷問 129
目撃した米軍のテロ掃討作戦 130
「不当拘束」被害者の声 134
米軍に拘束された女性 138
アブグレイブ刑務所での虐待 141
「人質作戦」のレクチャー 146
米国は情報を公開すべき 149
第6章 橋田・小川さん襲撃事件 151
深夜の悲報 152
生存者の証言 153
優しさがゆえに 156
マハムディーヤ入り 158
マハムディーヤ住民の話 162
事件の真相究明は 164
ミス・トーキョー 166
第7章 激戦地レバノンを行く 169
久しぶりの戦地取材 170
空爆で傷つく人々 173
恐怖のリタニ川越え 177
食料も水も電気もない 179
再びベイルートへ 183
破壊されつくした南部の街 188
高まるヒズボラ支持 190
仁義なき戦争 193
第8章 インド洋大津波の地・アチェ 197
バンダアチェ入り 198
津波の傷跡 199
遺体に埋もれた村 203
ロスマウェへ 205
被災者達への暴力、援助物資の横領 207
再びアチェへ 209
ジャマルさんの帰郷 211
津波がもたらした平和 213
被害を語り始めた人々 215
日本とアチェの人権問題 217
アチェに明日はあるか 219
第9章 難民鎖国ニッポン 223
ビルマから来た美しい人 224
あるアフガニスタン難民の死 228
キンマウンラさん一家 232
法改正と日本の難民受け入れの課題 237
難民認定されないトルコ系クルド人 239
「私達は人間です」 242
エピローグ 243
「187番」との再会 243
揺るがない非暴力の決意 247
たたかう! ジャーナリスト宣言 251